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みんなで食べたい「カップケーキ」|介護食レシピ

2024.11.22
レシピ
おやつ・デザート
介護食シェフ

みんなで同じモノを食べる喜び

こんにちは、介護食シェフの鹿子生(かこお)です。

今回は、みんな同じメニューで美味しく、楽しく、行事やイベントを過ごしてもらうための「カップケーキゼリー」レシピを考えました!

医療・介護現場のお食事では、みんなで「同じメニューを食べる」ことが
できないことがありますよね?
食べる機能に合わせて「別のメニュー」になることは致し方ないことかもしれませんが、
自分だけみんなと違うメニューになることは、とても寂しいことです。

特に行事やイベントで食べられる「ケーキ」が違うものになっていたら‥‥。

実際に、ケーキのスポンジ部分は飲み込みにくい場合があるため、提供できないケースがあると思います。
本レシピは、嚥下障害のある方も、ない方も美味しく食べられますので、作り方をご紹介していきます!

ちなみに、ミキサーを使わず作れる、ミキサー要らずレシピ第2弾です。

皆様ご一緒にお召し上がりくださいませ。

カップケーキ(スポンジゼリー)の作り方

材料(2~3人分)

スベラカーゼ※6g(全体の2%)
60g
スポンジ生地40g
ココア(飲料)または牛乳

200g

※スベラカーゼLiteでも調理可能です。

作り方

ボウルに水(60g)とスベラカーゼ(6g)を入れ、ホイッパーで約1分撹拌して水溶きスベラカーゼ】を作ります。
水溶きスベラカーゼを事前に作っておく理由は食材とスベラカーゼが均一に混ざり合うようにするためです。ミキサを使用せずに調理するため、先にスベラカーゼを水に溶いておきます。

鍋にスポンジ生地とココアを入れ、ホイッパーでかき混ぜながら加熱します。スポンジ生地がココアを吸ってやわらかくなります。スポンジ生地とココアが均一に混ざり合うようにホイッパーでよく混ぜてください。


スポンジ生地とココアが均一に混ざり合ったら①で作った水溶きスベラカーゼを入れてホイッパーで均一に混ざり合うようよく混ぜながら80℃以上になるまで加熱します。※焦げ付きに注意してください。


カップに③を盛付けます。盛付けの際にゼリーの表面がボコボコしてしまいますが、後ほど、ホイップクリームや果物をトッピングするので問題ありません。冷蔵庫で冷やし固めればスポンジゼリーの完成です。

⑤冷やし固めたスポンジゼリーに、ホイップクリームや季節の果物などトッピングして完成です。今回は、チョコレートソース・ホイップクリーム・いちじく・いちごジャムをトッピングしています。
※トッピングの果物は食べる機能に合わせて調整してください。

レシピのポイント

  • ミキサーを使わなくてもなめらかなゼリーができます。
  • 水とスベラカーゼを混ぜる際は、ダマができないようにホイッパーでよくかき混ぜてください。
  • スポンジ生地とココアが一体になるまで、加熱しながらホイッパーでよくかき混ぜてください。
  • ③の工程で、【水溶きスベラカーゼ】を入れたら、80℃以上になるまで加熱しながらホイッパーでよくかき混ぜてください。
  • カップに盛り付けることで、簡単に綺麗に仕上げることができます。透明なカップに盛付けるとより綺麗です。
  • トッピングを食べる機能に合わせて、刻む・すりおろす・ジャムに変更する等の工夫をすれば、みんなで同じケーキゼリーを食べることができます。

まとめ

本レシピは、ミキサーを使わずスポンジ生地にココアを吸わせてゼリーに仕上げることで
適度なスポンジ生地のざらつき、ふわっと感をあえて残したゼリーです。                                                  嚥下障害のある方も、ない方も「同じメニューで美味しく」食べてもらえるレシピとなるよう考えて作りました。

トッピングも自由にできるため、作る工程も楽しめるレシピになっていると思います。                                            是非一度お試しくださいませ。

作成:2024年11月22日 鹿子生・狩野

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